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2023年7月 5日 (水)

明治5年の『改置府県概表』

 この様なものを購入しました。
M05fuken01
 題簽は失われてしまっています。

 表紙裏と第1ページ。
M05fuken02
 この記述によって、書名は『改置府県概表』であることなどが知られます。
 明治5年の刊行です。
 大蔵省編纂です。内容的には、現代ならば総務省の管轄かと思われます。

 左ページが第1ページで、凡例です。
 この本に記載されている各府県の府県庁所在地は緯度・経度で示されています。
 その基準位置については、次のように書かれています。
M05fuken03
 英国の「ギリンウヮチ」ですねぇ。これは今で言う「グリニッジ」でしょう。

 表の例として、最初の東京府・京都府を挙げます。
M05fuken04
 京都府の府庁所在地は二条城ですね。
 どの府県も同様の形式で作成されています。

 府県の排列は以下の通りです。
 府(東京、京都、大坂)、開港場のある県(神奈川、兵庫、長崎、新潟)、関東、近畿、東海道、東山道、北陸道、山陰道、山陽道、南海道、西海道。
 開港場はもう1つ函館がありますが、この本には北海道は載っていませんので、開港場のある県は4つです。

 新潟県から足柄県。
M05fuken05
 新潟の「潟」の字が異体字です。

 群馬県から奈良県。
M05fuken06
 現在の群馬県と栃木県の範囲が、群馬県・栃木県・宇都宮県の3県になっています。
 栃木の「栃」の字が異体字です。

 奈良県は、堺県(でしたっけ?)に含まれてしまった時期もありますが、この本の明治5年には奈良県は存在しています。

 あれこれおもしろいです。

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