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2023年6月26日 (月)

複製本『宸翰』(5)孝謙天皇宸翰封戸勅書、施薬院請物文書、造寺司請沙金文書

 4回に亙って載せてきた、明治17年の「宸翰」。その5回目です。

 前回の次は孝謙天皇宸翰封戸勅書です。
M17shinkan18
 天平宝字4年(760)、東大寺に封戸5000戸を施すという文書です。
 この複製の文書名には「孝謙天皇宸翰封戸勅書」とありますので、これによれば、全文が孝謙天皇の直筆ということになりましょうか。

 その次は施薬院請物文書。
M17shinkan19
 天平宝字3年(759)、施薬院が東大寺に桂心100斤を請求する文書です。
 時の天皇は淳仁天皇です。

 その次は造寺司請沙金文書。
M17shinkan20
 天平勝宝9歳(757)、造東大寺司が東大寺に沙金2016両を請求する文書です。
 時の天皇は孝謙天皇です。

 上の2つの文書に大きな文字で書かれている「宜」の文字は、天皇のものと考えられます。
 別筆と思われますので、それぞれ淳仁天皇と孝謙天皇のものなのでしょう。

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