複製本『宸翰』(5)孝謙天皇宸翰封戸勅書、施薬院請物文書、造寺司請沙金文書
4回に亙って載せてきた、明治17年の「宸翰」。その5回目です。
前回の次は孝謙天皇宸翰封戸勅書です。
天平宝字4年(760)、東大寺に封戸5000戸を施すという文書です。
この複製の文書名には「孝謙天皇宸翰封戸勅書」とありますので、これによれば、全文が孝謙天皇の直筆ということになりましょうか。
その次は施薬院請物文書。
天平宝字3年(759)、施薬院が東大寺に桂心100斤を請求する文書です。
時の天皇は淳仁天皇です。
その次は造寺司請沙金文書。
天平勝宝9歳(757)、造東大寺司が東大寺に沙金2016両を請求する文書です。
時の天皇は孝謙天皇です。
上の2つの文書に大きな文字で書かれている「宜」の文字は、天皇のものと考えられます。
別筆と思われますので、それぞれ淳仁天皇と孝謙天皇のものなのでしょう。
« 壬申の乱の経緯を追って03 高市皇子を不破に派遣 | トップページ | 壬申の乱の経緯を追って04 高市皇子に軍事の全権を委ねる »
「文字・言語」カテゴリの記事
- 平成8年『日本古代印集成』(2026.04.09)
- 明治26年の『続日本紀宣命略解』(2026.03.23)
- 第21回奈良女子大学若手研究者支援プログラム(2026.03.16)
- 今日の「歴史探偵」は七支刀と蛇行剣(2026.02.25)
- 古墳カード 軍配山古墳(2026.02.05)
「史料・資料」カテゴリの記事
- 「上信電気鉄道 沿線名所案内」(2026.04.11)
- 『前賢故実』(8)奈良時代(2026.04.04)
- 明治10年『滋賀県蒲生上郡 村名習字本』(2026.03.27)
- 『前賢故実』(7)飛鳥時代から奈良時代(2026.03.25)
- 明治26年の『続日本紀宣命略解』(2026.03.23)
「歴史」カテゴリの記事
- 平成8年『日本古代印集成』(2026.04.09)
- 『前賢故実』(8)奈良時代(2026.04.04)
- 『ならら』最新号の特集は「謎多き富雄丸山古墳」(2026.03.31)
- 『前賢故実』(7)飛鳥時代から奈良時代(2026.03.25)
- 先週・今週の「ブラタモリ」は桶狭間(2026.03.21)
« 壬申の乱の経緯を追って03 高市皇子を不破に派遣 | トップページ | 壬申の乱の経緯を追って04 高市皇子に軍事の全権を委ねる »


コメント