『愛するよりも愛されたい』の対談
今日、朝日カルチャーセンター名古屋で、昨年刊行された『愛するよりも愛されたい』(佐々木良。万葉社)をめぐる対談がありました。
この本は、万葉集の歌から主に恋の歌を令和言葉・奈良弁で訳したものです。
おもしろいと評判になり、増刷を重ねて、これまでに1万部発行されたそうです。
今日の対談は、著者の佐々木良氏を招いて、大脇由紀子さんが聴き手になって行われました。
Zoomでも配信されましたので、私も自宅から視聴することができました。
この本には、かなりの超訳もあります。
逐語訳ではないのですが、それぞれの歌の根本的な部分がよく訳されていると思っています。
大脇さんは、大学の他に高校でも教えていらして、「古典探究」でこの本も教材に使われているそうです。
佐々木さんの訳の工夫や裏側をよく聞き出していらしたと思います。
本の内容がより深く楽しめました。
7月にこの本の続編が刊行されるとのことです。
楽しみに待つことにします。
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