浦島太郎と桃太郎と何かの端布・再考
5月14日(日)に「浦島太郎と桃太郎と何かの端布」という記事を載せました。
その際、端布に描かれた1つの絵について、浦島太郎といなばの白うさぎと金太郎を描いたものではないかと書きました。
この絵です。
絵の中で、立派な箱は玉手箱、それと釣り竿とが浦島太郎関係。
うさぎは海岸繋がりでいなばの白うさぎ、軍配のようなものは相撲に関係するものとみて金太郎と考えました。
この軍配のようなものが気になっていました。軍配にしては雅です。
そうしたところ、ふと、乙姫さんがこういうのを持っていなかったっけ、と気づきました。
浦島太郎の絵本などがあれば良いのですが、手元にないので、ググってみたら、こういうイラストが見つかりました。
フリー画像です。
乙姫さん、手に持ってますねぇ。♪
そういえば、高松塚古墳壁画にもありました。
左端の黄色い衣装の女性が柄の長いのを手にしています。
こういうの、なんという名前だったかと考えて、「さしば」に思い至りました。
日国の「さしば【翳】」にこういう挿絵が載っていました。
端布に描いてある軍配のようなのは乙姫さんの翳と考えて良さそうです。
となると、あの端布の絵のうち、玉手箱、釣り竿、翳が浦島太郎関係ということになります。
その中で、うさぎだけいなばの白うさぎというのもヘンです。
何でしょうねぇ。
うさぎで亀を連想させたとか。
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