『トビウオが飛ぶとき』
前期のNHKの朝ドラ「舞いあがれ!」を毎日楽しみに見ていました。
あのドラマで、主人公舞ちゃんと結婚した貴司くんは歌人という設定でした。
貴司くんの作った短歌や、貴司くんを師と仰ぐ秋月史子さんの短歌も登場するなど、短歌はドラマの中でも大きな位置を占めました。
さらに、この番組を見ていた歌人の俵万智さんがドラマの短歌に反応して応える歌を作るなど、大きな話題になりました。
貴司くんや秋月さんの歌は、脚本家の桑原亮子さんの作です。
桑原さんは歌人でもあるそうで、ドラマのそれぞれの登場人物に合わせて短歌を作り分けているわけで、俵さんは桑原さんのことを、源氏物語の作者である紫式部になぞらえたりもしていました。
本日、桑原亮子さんの著書『トビウオが飛ぶとき』がKADOKAWAから刊行されました。
作中に登場した歌や登場しなかった歌も含めた歌集です。解説は俵万智さん。
で、買ってしまいました。(^_^)
内容紹介。
上で縷々述べたことが簡明に述べられています。(^_^;
桑原さんのコメント。
貴司くんの歌。
このうち2首目は、万葉集の狭野弟上娘子の本歌取りとされていましたが、あまり納得できません。(^_^;
秋月史子さんと、編集者のリュー北條さんの歌。
リュー北條も短歌を作っていたとは知りませんでした。
この本の中で、リュー北條の本名は北條龍之介だと知りました。
目次のあとに、「短歌にしたら 一瞬が永遠になるんやんな?」という舞ちゃんのセリフが引用されていました。
そうですね。短歌の本質をよく捉えていると思います。
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