創作童話「金魚とカエル」
また劇団員が増えましたので、創作童話の第2弾を。
近畿地方のN県YK市を流れる用水路を5匹の金魚が泳いでいました。
そこにカエルがやってきました。
「金魚さん達、楽しそうに泳いでいるね」
「あ、こんにちは。僕たち、養殖池で暮らしていたんだ。だけど、大雨が降って池の水があふれた時に、池を逃げ出して用水路で暮らし始めたんだよ」
「へー、そうか。用水路の方がいいかい?」
「う~ん、養殖池にいた時は、決まった時間にゴハンをもらえてたんだけど、今は自分でゴハンを探さなくちゃいけなくて、それは大変。でも、金魚はあまりゴハンを食べなくても元気に暮らせるし、自由が一番さ。カエルさんは?」
「ぼくたちは、りょーせいるいって言うらしいんだけど、陸でも水の中でも暮らせるんで、あちこち行けるよ。万葉集には「たにぐくのさ渡る極み」ってあるんだって。たにぐくってヒキガエルのことなんだ」
「うらやましいなぁ。ぼくも陸に上がれたらなぁ」
「うさぎの生き肝を食べると、金魚も陸で暮らせるって聞いたことがあるよ」
「えっ! ほんと? うさぎ、うさぎ」
「こらっ! いい加減なことを言うんじゃない!!」
「あっ! お父さん」
「わっ! でかっ!!」
「そんな密集隊形を作らなくても大丈夫だよ。私が怒ったのは、このけろきちに対してだから」
「あ、そうでしたか。きみ、けろきちっていうんだ。ぼく、金太郎。あ、それで、カエルのお父さん、いい加減なことって?」
「うさぎの生き肝のことさ。それはデマだよ。この間はワニがだまされていたなぁ」
「違うの?」
「違う。全くのデマさ。でも、こんな風に、デマでも繰り返し言われると、ChatDPTがだまされて、ウソを広げることにもなりかねないんだ。それで、けろきちを怒ったのさ」
「そうなんだ。大事なことだね」
「そう。今までもネット上の情報は玉石混淆だったのに、無批判に信じてしまう人もいたんだ。今度は、ChatGPTがこう言っているからって、それが葵の御紋の様になってしまっては危ないね」
「よくわかりました。ありがとうございました。勉強になりました。」
「じゃ、またどこかで」
以上です。童話かどうか分からないものになりました。(^_^;
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