童謡の端布
童謡の端布を入手しました。
木綿で、サイズは36cm×80cmほどです。
これが1単位になります。
右上に「お伽のゑほん」とあります。
左側には輪違いの紋。
この紋を見ると、忠臣蔵の脇坂淡路守を思い出します。(^_^)
左上は花咲か爺です。
「大ばん 小判が」という歌詞があります。
中央は浦島太郎です。
歌詞は「むかしむかし うらしまは」です。
他に「乙姫さん」「りう宮」という文字も。
右下はかわいい魚屋さんです。
これだけは童話ではありません。
歌詞は「かわいい かわいい 魚やさん」です。
左下にうさぎがいます。
ちょっとすき間の埋め草のようです。
歌詞は「月夜の」だけです。
何の歌か分かりませんでしたが、ググってみると「月夜の兎」という歌がありましたので、これかと思います。
中央左端に「一寸法師」という文字があります。
タイトルだけで、絵も歌詞もありません。
この左にあったのが切られてしまったのかもしれませんが、他の歌を見るとタイトルの書かれているものはありませんので、初めから絵や歌詞はなかったように思います。余韻ですかね。
子供の着物の端切れでしょうが、絵も丁寧に描かれているし、なかなか楽しく味があります。
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