「舞い上がれ!」「タモリ倶楽部」終了
一昨日のことになりますが、半年間にわたって楽しみに見ていた「舞い上がれ!」が終わってしまいました。
画面の右下の文字はいつも「つづく」でしたが、ついに「おわり」に。
主人公が幼い頃から空を飛ぶ夢を抱き、さまざまな困難を経て、2027年(今から4年後ですね)に縁のある五島列島の空を飛ぶまでを描いた作品です。
朝ドラでは太平洋戦争はよく登場しましたが、「あまちゃん」で初めて東日本大震災が描かれました。
「舞い上がれ!」では、リーマンショックと新型コロナ禍が初めて描かれました。
カッチリした構成と緻密な脚本でした。
演出も俳優も良かったと思います。
赤楚衛二って、この朝ドラで初めて知った俳優さんでしたが、印象に残りました。
赤楚衛二の役柄は、主人公の幼なじみで、やがて主人公の夫になるのですが、歌人です。
番組にも彼の作品が何首か登場しました。
「彼の作品」といっても、作者は、番組の脚本家であり歌人でもある桑原亮子さんですね。
光源氏の和歌を紫式部が作っているのと同じ関係です。
斉明天皇(の一部の歌)と額田王との関係といっても良さそうです。
番組に登場した短歌に刺激された俵万智さんが妄想短歌を詠んだのも楽しかったです。
俵万智さんを刺激するほどの作品であったとも言えましょう。
あ、そういえば、狭野弟上娘子の歌を本歌取りした短歌が登場したことで、「本歌取り」という語がトレンドになったりもしました。
この番組を通して、短歌や万葉集に興味を持った人が増えたかもしれません。
この日は、20年以上見ていた「タモリ倶楽部」も最終回でした。
ゆるい番組でしたが、空耳と鉄道関係とが印象に残っています。
最終回も、タモリさんが料理をするという、特別のことはない内容でした。
3品作るはずが、時間切れで2品になってしまったり、何人分か決めずに作り始めてしまうという、ゆるい進行でした。
タモリさん、ちゃんと予習してきていませんね。
それで授業(じゃありませんけど)に臨んでしまうというのが羨ましかったです。
1年前には「ガッテン!」も「生活笑小百科」も終わってしまったし、寂しいことです。
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