おとぎ話の謎解き風端布
格子状の枠に描かれたおとぎ話の端布を入手しました。
サイズは36cm×39cm程で、モスの端布です。
図案化されていて少し分かりにくいものもあります。
花咲か爺
殿様は描かれていなくて、日の丸の扇だけ描かれています。
猿蟹合戦
これは、猿と蟹と柿の木が描かれています。
舌切雀
中央に立っている、大きな節のある植物は竹でしょうね。
その枝にとまっている鳥の種類は不明ですが、竹との組合せだと多分スズメでしょう。
ということで、舌切雀と思われます。ハサミもお婆さんも描かれていません。
兎と亀
手前にうさぎ、奥に亀が描かれています。
浦島太郎
浦島太郎も亀も玉手箱も描かれていませんが、魚と竜宮城風の建物が建っていますので、多分浦島太郎でしょう。
かちかち山
これ、最初は全く分からなかったのですが、沈みかけている舟かと思えてきて、じゃあかちかち山か。
すると手を挙げているのはたぬきか。という順番で見えてきました。
そうなると、もう、そうとしか見えなくなりました。
うさぎは描かれていません。
これは分かりません。
これは全く分かりませんが、まさかりか斧が描かれています。
まさかりが登場するおとぎ話は金太郎しか思い浮かびません。
そう思えば、この動物は熊に見えてきます。
左側の切れている部分には金太郎が描かれているのでしょうかね。
熊のような動物の足元に円弧をなしているのは何でしょうね。
橋のようにも見えますが、金太郎ならば土俵でしょうか。
でも、まさかりを持って土俵に上がるというのは不穏です。
左側を見てみたいです。
これもよく分かりません。
動物は犬とキジのようです。
それならば桃太郎が思い浮かびますが、猿も桃太郎もいません。
中央の、柊のような葉が付いているのは何の木でしょうかね。
主なおとぎ話という方向から考えてみると、桃太郎がないのは不思議ですから、その点からも桃太郎らしいと思えますが、中央の木がねえ。
桃の木ということはないでしょうねぇ。
謎解きも楽しめる端布。
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