土屋文明氏の書簡
土屋文明氏の書簡を入手しました。またまたネットオークションです。
宛先は三橋玉見氏です。
どのような人か分からなかったので、ググってみました。
三橋玉見は医師で、詩歌や書画、陶芸をたしなむ文化人でもあり、大原孫三郎に招かれる形で倉敷市に診療所を開業した、とのことです。
冒頭。
候文です。
末尾。
封筒。
消印の日付は、昭和6年8月1日のようです。
しかし、住所が「岡山県倉敷市」で届いてしまうのですから、すごいです。
著名人だったのでしょうね。
私も玉村町に住んでいたときに、年賀はがきが「群馬県佐波郡玉村町」だけで届いたことがありましたが、あれは年賀状で、私あてのもそれなりにあったので、郵便局で仕分けをする人の記憶にたまたま残っていたのでしょう。通常であればとてもその住所で届いたとは思えません。
さてこの書簡、自分で所持しようと思って落札したわけではありません。
いろいろとお世話になった群馬県立土屋文明記念文学館に寄贈しようと思って落札しました。
資料的価値はあまりないかもしれませんが、たまたま見つけた土屋文明氏の書簡ですので、然るべき場所で所蔵してもらえればと思います。
とは言いながら、同じ目的でかつて入手した、澤瀉久孝氏から斎藤茂吉氏に宛てた書簡は行方不明になってしまいました。
ま、行方不明といっても、居間のどこかにあることは間違いありません。いずれ発掘します。
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>年賀はがきが「群馬県佐波郡玉村町」だけで届いたことがありました
昨日、必要があって今年の年賀状のデータを見ていたら、なんと源さんあての宛名が番地が抜けておりました。ひょっとしたら番地無しで送ってしまったのかと…ちゃんと着きましたでしょうか…?
>「岡山県倉敷市」で届いてしまう
だいぶ前のことですが、橿原神宮の傍にあった県立の図書館にあった万葉文庫(たぶん、万葉文化館の前身)に行ったとき、斎藤茂吉から辰巳利文宛の手紙が展示されていましたが…奈良、畝傍山の麓…と宛名が書かれていました。
投稿: 三友亭主人 | 2023年1月 7日 (土) 08時02分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
はい。お年賀状、昨日届きました。
「なんと!」と思って見てみましたら、確かに番地なしですねぇ。
これで届くとは!!
私も著名人?
ま、年賀状だけは別なんでしょうかね。
びっくりポンでした。
斎藤茂吉から辰巳利文宛の手紙の住所が「奈良、畝傍山の麓」って、いいですねぇ。
ほんわかとします。
三友亭主人さんも、今のご住所随分長いでしょうから、「三輪山の麓」で届かないでしょうか。
投稿: 玉村の源さん | 2023年1月 7日 (土) 08時29分