明治26年の『奈良名所記』
明治26年の『奈良名所記』を入手しました。
奥付です。
故絵図屋荘八の原著を改訂して出版したもののようです。
絵図屋荘八は、地図とくに奈良の地図などを発行しています。
名は「庄八」と書いてあるのが一般的のように思います。
本文の冒頭は猿沢池です。
こんな感じで、▲が項目の標示で、このページには、さる沢池、采女宮、きぬかけ柳、菩提院が載っています。
私はくずし字が苦手ですが、このくらいならば何とか読めます。
興味深い内容ですし、この本を読めばくずし字の勉強にもなりそうです。
猿沢池の図。
東大寺の図。
右奥に若草山が描かれています。上が東ですね。
そこから左に掛けて、手向山、三月堂、二月堂、左手前には大仏殿が描かれています。
大仏殿も一部だけで、西にある戒壇院や正倉院、転害門などは描かれていません。別のページにもありません。
興福寺。
鹿を探したのですが、どのページにも描かれていないようです。
絵図屋荘八の他の奈良絵図にはたくさん描かれているのに。(^_^;
それが残念です。
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