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2022年12月14日 (水)

昭和9年「四十七士絵巻」

 今日は12月14日。赤穂浪士の討ち入りの日です。
 それにちなんで、このようなものを。
S0947shiemaki01
 『幼年倶楽部』の昭和9年12月号の附録で、折り本形式になっています。

 裏表紙は、引き揚げ時の両国橋の図です。
S0947shiemaki02
 なんか、四十七士の得物に槍が随分多く見えます。

 中はこのように、絵と解説文とから成っています。
S0947shiemaki03
 こういった形で全部で32面あります。
 『幼年倶楽部』は『少年倶楽部』と同じく講談社から発行されました。
 『少年倶楽部』よりも年下の児童を対象に発行されたのでしょうか。
 文章は平易で分かりやすいですが、漢字は容赦ないです。
 ただ、総ルビなので、小さい子でも読むことは可能です。
 交ぜ書きにせずに、この本のように使用する漢字には制限を付けず、総ルビというのは1つの方法と思います。

 大石の遊蕩。
S0947shiemaki04
 少年向けの本ですが、こういうエピソードもちゃんと載せています。
 このページは2色刷でしょうか。
 多色刷のページと2色刷のページとがあります。
 色数の少ないページがあるのは経費の節約でしょうか。

 南部坂雪の別れ。
S0947shiemaki05
 他にも、村上喜剣、山科の別れ、俵星玄蕃、天野屋利兵衛、吉良邸の絵図面、赤埴源蔵徳利の別れ、大高源吾の笹竹売り、などのエピソードが載っています。

 吉良邸内の闘い。
S0947shiemaki06
 この絵は見開きのワイド画面です。
 右画面は清水一学、左画面は和久半太夫との闘い。
 吉良方の武士は、他に鳥居理右衛門、小林平八郎が登場しています。
 吉良の武士達も、みな、勇士、達人、使い手といった高い評価が与えられています。

 最終ページ。
S0947shiemaki07
 現代の泉岳寺の四十七士の墓所がラスト。
 このページだけ、絵ではなく写真です。
 暗くて分かりにくいですが、大勢の人たちが列を成しています。
 普段の様子ではなくて、今日のような特別な日なのだと思います。
 でも、泉岳寺は東京の観光名所だったようですので、普段でもこういう日はあったのかもしれません。

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