「ニコニコかるた」
このようなものを入手しました。
「ニコニコかるた」です。
箱も中身も紙質はあまり良くありません。
興味深いのは箱に描かれた人たちの髪の毛です。
みんな茶髪ですね。
今の茶髪が始まったのは20年ほど前からでしょうか。
このかるたはそんなに最近のものではありません。
戦後すぐではないかと思います。
進駐軍がやって来た影響で、茶髪、金髪に憧れるような風潮があったのでしょうかね。
まずは4組。
「う」の札の「うたのおばさん」というのは、NHKラジオの番組「うたのおばさん」のことと思います。
ググってみると、この番組は昭和24年8月に始まったのだそうです。
とすると、このかるたはそれ以降のものということになりますね。
箱の絵の茶髪からは戦後すぐかと思いましたが、終戦から4年以上経っていました。
「さけがまわって えがおでおどる」というのは、子どもの遊ぶかるたとしてはどうなんでしょうか。(^_^)
「せかいへいわで みんなにこにこ」というのは、やはり戦後の実感と思われます。
もう4組。
「にこにこかるたで はつわらい」というのは、このかるたそのものを取り上げていますね。
「むすめのはれぎで とうさんにこにこ」は、お父さんの気持ちなのでしょうね。
「娘は嫁にはやらん」なんて。
「もらってにこにこ たまてばこ」は、結果を知っている者にはシュールです。
最後の「わ」の札は、全体のまとめのようですね。
「ゐ」「ゑ」「を」の札はありません。それが良いと思います。
このかるた、多くの札に「にこにこ」という語が使われています。
使われていなくても、内容は「にこにこ」。
短気な私ですが、いつもなるべく「にこにこ」としていたいです。
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