奈良市の古都保存法規制区域図
このような地図を入手しました。
青焼きの地図で、折り畳んだ箇所が黄変しています。
上部中央に「奈良市全図」とあり、それに重ねるように、手書きで「古都保存法規制区域図」と書かれています。
左下に凡例があります。
赤い線で囲んだ「古都保存法保存区域」は3ヶ所あります。
そのうちの西の赤枠。
この範囲内には「山陵特別保存地区」と「平城宮跡特別保存地区」とが含まれます。
南の赤枠。
この範囲内には「唐招提寺特別保存地区」と「薬師寺特別保存地区」とが含まれます。
東の赤枠。
この範囲内には「春日山特別保存地区」が含まれます。
西の赤枠と東の赤枠との間をアップで示します。
2つの赤枠の間にすき間があります。
奈良市街から転害門の前を通って北に延びる奈良坂越えの道周辺が、古都保存法保存区域から除かれています。
保存区域に含まれるといろいろと制約を受けることになりますので、含むか含まないかの線引きはなかなか難しいものと思われます。
昭和41年に古都保存法が施行された頃の地図なのでしょうが、詳細は分かりません。
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