昭和6年の「名流花形大写真帖」(3)
一昨日、昨日に続き、昭和6年の「名流花形大写真帖」の第3弾です。
右ページは田中絹代です。
左ページは千代田ポマードの広告ですが、左右のページでリンクはしていないようです。
田中絹代の解説。
末尾に体重が九貫七百目とあります。
尺貫法には馴染みがないですが、この冊子の中で体重が1ケタ貫というのはあまり記憶がありませんので、思わずメートル法に換算してしまいました。
一貫=3.75kgですから、九貫七百目は、9.7×3.75=36.375kgとなります。
田中絹代、軽すぎ。
右ページは林長二郎、左ページは坂東壽之助です。
林長二郎はのちに長谷川一夫と改名します。
というか、長谷川一夫が本名だそうです。
右ページは月形龍之助、左ページは千早晶子です。
月形の名は龍之介で親しんできましたが、この冊子では龍之助となっています。
この当時はそう表記していたのか、あるいは誤植か不明です。
この左右のページは本来は見開きではなく、中間の1枚が破り取られています。
両ページの中間下方に破り取られたページの残骸が見えます。
索引によれば、破り取られたページの表側は市川右太衛門、裏側は明石潮です。
破り取ったのは市川右太衛門のファンでしょうかね。
それにしては破り取り方が乱暴ですけど。(^_^;
右ページは片岡千恵蔵、左ページは酒井米子です。
酒井米子は「元録快挙 大忠臣蔵」(昭和5年、日活)、「忠臣蔵」(昭和13年、日活京都)で大石の妻りくを演じています。
まだ続きます。
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