『トランヴェール』11月号の特集は「常陸国。水の旅、川の旅」
愛読している『トランヴェール』の11月号の特集は「常陸国。水の旅、川の旅」です。
先週の金曜日に前橋まで日帰り往復したときに入手しました。
最初、タイトルは「『トランヴェール』最新号の特集は~」と書きそうになりましたが、明日は30日。もうすぐ12月号に変わりますね。
常陸国を中心とした地域の太古からの変遷が模型で示されています。
「ブラタモリ」を思い浮かべました。
長期間の間にずいぶん大きな変遷をしていますね。
今から1000年前の推定地図が載っていました。
今の地図も載っています。
両者を比べると、1000年前はかなり水浸しですね。
常陸国風土記の時代もこの地図に近いものだったのではないでしょうか。
常陸国風土記を読むときにはこの地図を参照すべきものと思います。
平将門は、この1000年前の地図の左から1/3位の中央部にある「岩井」を本拠地にして、地政学上の要衝を押さえていた、との指摘もありました。
それもまた重要な指摘と思います。
難しいことですが、文献を読むときにはできるだけ当時の地形を知ることは大事ですね。
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1000年前の地図は興味深いですね。
常陸国は東海道ですから。
ヤマトタケルを調べたのですが,茨城県行方・石岡にも伝説があるようです。
投稿: 萩さん | 2022年11月30日 (水) 07時33分
萩さん
コメントをありがとうございます。
昔の地形は興味深いです。
ヤマトタケルは常陸国風土記にも登場しますけど、そこでは「倭武天皇」と、天皇扱いしているのが興味深いです。
投稿: 玉村の源さん | 2022年11月30日 (水) 09時43分