昭和6年の「名流花形大写真帖」(1)
このようなものを入手しました。
表紙にハトロン紙が掛かっていて、折角のをきれいに剥がせそうもなかったので、そのままにしました。
「芝居と映画 名流花形大写真帖」とあります。
最後のページと裏表紙。
奥付により、講談社の雑誌『富士』昭和6年新年号の附録であることが知られます。
右ページに懸賞募集が載っています。
この冊子には340人もの俳優が掲載されています。その中から外国人を除き、男女1名ずつの人気投票を行い、一番多くの票を獲得した男女の俳優に銀製の大カップを贈呈するとともに、その俳優に投票した読者の中から抽選で賞品を贈るという企画です。
賞品は次の通りです。
一等は総桐の重ねタンスですねぇ。今ではちょっとありませんね。
四等の「シャープ鉛筆」というのは今のシャープペンシルでしょうね。
索引は次のようになっています。
いろは順です。この頃はまだいろは順が主流だったのでしょうね。
本文は次のようになっています。
右ページは五代目中村歌右衛門、左ページは十一代目片岡仁左衛門です。
写真の下に紹介文が書いてあります。仁左衛門の場合は次の通りです。
幕末の安政の生まれですねぇ。江戸猿若町というのはいかにも歌舞伎役者という気がします。
当代は十五代目ですね。
右ページは十五代目市村羽左衛門、左ページは七代目松本幸四郎。
当代は十代目ですね。
松本幸四郎は3人見て来たので、紛らわしいです。(^_^;
区別するには、松たか子を基準にするとわかりやすいと聞きました。
この松本幸四郎は松たか子のひいお祖父さんになりますか。
この冊子、(2)以下、続きます。
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