切り絵・郷土かるた「わたしたちの島根」
このようなかるたを入手しました。
編集は島根県社会科教育研究会、絵は松本伴四郎氏です。
島根県はかつての出雲国と石見国に当たります。
まずは古代。
絵札の裏には解説が書かれています。たとえばこんな感じです。
この解説には書かれていませんが、鰐淵寺の観世音菩薩には持統6年(692)と考えられる造像記があります。
文面は「壬辰年五月出雲国若倭部臣徳太理為父母作奉菩薩」です。
中世から近代のもの。
新島守の歌は後鳥羽院ですね。「鎌倉殿の13人」。
名産品と郷土芸能など。
このかるたには奥付がありませんが、いつのものかを知る手掛かりはあります。
この2枚の札の解説です。
右の札の解説により、このかるたは昭和55年11月以降のものであることが知られます。
また、左の札の解説によって、このかるたが作られた時には、安部栄四郎氏は存命だったことが分かります。
安部栄四郎氏が亡くなったのは昭和59年12月18日です。
ということで、このかるたの成立は、昭和55年11月から昭和59年12月18日までの間ということになります。
狭い範囲に絞り込めると嬉しいです。♪
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後鳥羽上皇の句ですか?
北条義時には敵ですが,なんだか親しみが湧きますね。
承久の乱を授業で扱ったところなので・・・。
新古今和歌集編纂を命ずるなど,文化的な功労者ですね。
投稿: 萩さん | 2022年11月29日 (火) 07時05分
萩さん
コメントをありがとうございます。
はい。
後鳥羽上皇の「われこそは新島守よ隠岐の海の荒き波風心して吹け」という歌です。
授業でちょうど承久の乱を扱ったところでしたか。
鎌倉殿を見ている生徒さんには、良い予習になったことでしょうけど、今の若者はあまりテレビを見ていないのでしょうか。
今年の大河は傑作と思います。
投稿: 玉村の源さん | 2022年11月29日 (火) 07時36分
今の中学生は,大河ドラマなど関心がないようです。
毎回,大河ドラマで,頼朝がどうのこうの,実朝がどうのこうのといっても
見ている人は1割程度。歴史認識の助けになると思うのですがね・・・。残念です。
まあ自分のことを考えても,
若いときは大河ドラマにあまり関心がなかったかもしれません。
三谷幸喜の脚本素晴らしいですね。
今まで主人公の活躍ばかりを見せられてきましたが,鎌倉殿の13人では,あまり知られていなかった人物にもスポットを当ててくれています。
後鳥羽上皇と鎌倉幕府の関係もよく分かりました。
投稿: 萩さん | 2022年11月29日 (火) 20時20分
萩さん
そうですか。やはり大河ドラマに関心のある中学生は滅多にいないのですね。
見てくれていれば授業で使えるのに残念ですね。
三谷幸喜の脚本、本当に良いですね。
仰るとおり、それぞれの登場人物が生き生きと描かれていますね。
源義経と梶原景時、それぞれの人物像も新鮮でした。
こんなにブラックな主人公も珍しいですよね。
ま、初めからブラックなわけではなく、ブラックになってゆく、なってゆかざるを得ないわけですけど。
投稿: 玉村の源さん | 2022年11月29日 (火) 20時48分