奈良県三郷町で萬葉学会(3)おまけ
いつの萬葉学会でしたか、「次回の会場は奈良県のサンゴウ町です」と言われたとき、「はてどこだろう?」と、すぐにはピンときませんでした。やがて、「三郷町」という字面が頭に浮かび、「ああ」と納得できました。
といっても、恥ずかしながらおおよその位置が分かるくらいでした。
地図を見ると、聖徳太子ゆかりの斑鳩の西で、平群の南、斑鳩町の東の堺の向こうには龍田があります。
上代文学や古代史ゆかりの地なのでした。信貴山の南東麓にも当たります。
会場は三郷町ですが、宿はお隣の王寺に取りました。
王寺駅の改札口には雪丸君がいて、迎えてくれました。
通路には雪丸君の足跡が。
階段を降りると、聖徳太子が迎えてくれました。
雪丸君は聖徳太子の愛犬です。
1日目の大会のあと、3人連れで王寺駅まで歩きました。
途中、大和川沿いの道がありました。
この川の手前が三郷町、川の向こうが王寺町です。
左側に見えている橋を渡ります。
橋を渡って歩いていると、途中にこういうのぼり旗が何本か立っていました。
久度神社と書かれています。
延喜式祝詞に久度古開(あるいは久度古関)とあるのを思い出しましたが、神社まではやや距離がありそうでしたので、立ち寄りませんでした。
帰宅して調べてみたら、この神社は式内社の久度神社でした。
行けば良かったかも。
会場の近くにはこのようなマンホールの蓋がありました。
三郷町はやはり龍田と関連の深い町なのでした。
昨日ご披露しましたように、会場のホールの緞帳も龍田の紅葉でした。
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