『ならら』2022年10月号の特集は「正倉院展」
昨日、『ならら』の最新号が届きました。
今号の特集は「第74回 正倉院展」です。
特集以外の目次。
すみません。字が小さくて。
特集には、今年の正倉院展に出展されている宝物の写真がたくさん収められていて、なかなか壮観です。
それ以外の論考・紹介にも興味深いものがいろいろとありましたが、その中で、次の記事に心惹かれました。
最近、地域に散在している無住の寺院や堂祠の管理がなかなか行き届かず、仏像の盗難被害が多発しているということです。
盗んだ仏像をどうするのかといえば、ネットオークションに出品するのだそうです。常習性も高いとのことです。
盗難を防ぐにも、集落の過疎化や高齢化のために、地域の人々の力だけでは限界が生じているとのことです。
そのような中で、和歌山県では次のような取り組みが行われているそうです。
博物館と、高校、大学が連携している点にも、3Dプリンターという最新機器を使用して複製を作っているという点にも、大いに興味を持ちました。
3Dプリンターで作った複製はこのようなものです。
「複製」ではなく「お身代わり像」なのですね。
そういう呼び名も良きです。
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