鎌倉武士の鑑・畠山重忠
「鎌倉殿の13人」、今日は珍しく誰も死にませんでしたが、なかなか厳しい状況ですね。不運急。
畠山重忠があんな目に遭うのは納得できないことです。
こんな絵があります。
画面の左側に書かれている解説を切り貼りします。
一ノ谷の坂を、馬を背負って降りるって、それは無理かと思いますが、こういう伝説が生まれるような剛の者だったのでしょう。
この絵が収められているのは、『教訓名画集』という本です。
奥付がないので、いつの発行か分かりませんが、昭和10年代と思われます。
帯の左側にこうあります。
「家の宝として」というのは、ちと大袈裟です。
帯の右側にある様に、定価80銭ですしね。
講談社の絵本の豪華版といった感じです。
収録されているのはこういった面々です。
絵のページにも簡単な解説が付いていますけど、他に別冊の解説集があります。上の一覧はこの解説集の目次です。
畠山重忠については、こういう書き出しです。
この先は省略しましたが、まだ続きます。
曽我兄弟を助けたとあります。これも史実かどうかは分かりませんが、悲運の2組をくっつけた伝説なのかもしれませんね。
畠山重忠の絵を描いたのは、磯田長秋画伯(明治13年~昭和22年)。
小堀鞆音に師事し、歴史人物画、特に合戦図を得意とした、とのことです。
「鎌倉殿」、来週見るのが切ないです。
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