昭和23年の『新日本地図』(下)
2回に亙って取り上げた昭和23年の『最も要約された 新日本地図』の続きです。
日本列島の途中で紙を貼り継いでまで用紙の節約を図ったと思われる日本地図。
北海道の端から鹿児島の端まで、ギチギチに日本列島を収めています。
いえ、実は収まっていなくて、知床岬は切られてしまっています。
伊豆諸島は仕方ないとしても、もう少し伸ばせば知床岬は入ったでしょうに、ほんと徹底しています。
他の島嶼部もこんなです。
対馬も、種子島、屋久島も、五島列島も、記念写真で当日欠席したお友達状態。
沖縄はありません。
まだ米軍統治下で日本に施政権がなかった時代だからでしょう。
仔細に観察すれば、今と違う点もいくつか見つかるかもしれませんが、すぐに見つかったのは、今は亡き八郎潟です。
今は埋め立てられてしまいましたね。
巨椋池もこの時点では既に形跡もなかったはずです。
地図を見るのは楽しいです。
« 昭和23年の『新日本地図』(中) | トップページ | うさぎやひよこの端布 »
「史料・資料」カテゴリの記事
- 「黒百合城の兄弟」の主題歌(2023.10.26)
- 東横・目蒲電車沿線案内(2023.10.24)
- 日本のハロウィンはいつ頃から?(2023.10.20)
- 楠公像の絵はがき6点(2023.09.25)
- 大正10年の彦根市街図(2023.08.21)
「地図・航空写真」カテゴリの記事
- 東横・目蒲電車沿線案内(2023.10.24)
- 大正10年の彦根市街図(2023.08.21)
- 佐紀古墳群の航空レーザー計測(2023.08.20)
- 奈良市発行の鳥瞰図(2023.07.24)
- 魚佐旅館の奈良案内比較(2023.07.21)
八郎潟は,埋め立てでなく,干拓だと思いますが・・・。
投稿: 萩さん | 2022年8月 5日 (金) 07時02分
萩さん
あ、そうでした。
ありがとうございます。
干拓ですね。
投稿: 玉村の源さん | 2022年8月 5日 (金) 09時48分