お富さんの端布
お富さんの端布を入手しました。
木綿で、サイズは36cm×90cmです。
以下が1単位です。
歌舞伎を題材にした端布ですが、「お釈迦さまでも」「仇な姿の」「粋な」「お富さん」の文字があります。
これらは春日八郎の歌謡曲「お富さん」の歌詞ですね。
この歌が発表されたのは昭和29年とのことですので、この端布はそれ以降のものと言えましょう。
粋な黒塀。
「粋な」の文字のあとに黒塀と見越しの松が描かれていて、なかなか粋です。
下のコウモリは蝙蝠安を象徴しているのでしょう。粋です。(^_^)
お富さん。
口にくわえているのはぬか袋でしょう。
でも、洗い髪ではありませんね。
切られ与三郎。
頬の傷が痛々しいです。
他に、三桝、イチョウ、揚羽蝶の紋が描かれています。
歌舞伎役者を象徴しているのでしょうが、三桝の團十郎しか分かりません。
詳しい方ならばきっとすぐにお分かりかと思います。
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