正統派家族合わせ
先月、「お店やさん家族合わせ」という記事を書きました。
『少女倶楽部』の付録で、こういうのです。
これ、家族合わせといっても、主人の他はそれぞれのお店で扱っている商品を1グループにしているものですので、家族合わせの応用版ということになります。
このほど、正統派の家族合わせを入手しました。
こんな感じです。
1家族は、主人、妻、息子、娘、下女の5人から成り立っています。
そして、主人の名前は、総理大臣が「くにのいしづい」、巡査が「たみをまもる」など、語呂合わせになっています。
総理大臣の名前は「くにのいしづい」で、末尾に「い」と「え」の混乱が見られます。
全部で10家族あります。
残りの8家族の主人は次の通りです。
医士は「藪井竹庵」ですねぇ。藪医者。「医師」ではなくて「医士」となっているのは興味深いです。
大学教授は鼻が高いのでしょうか。謙虚でなくてはいけません。
最後の海軍大将が「東郷武雄」なのは、東郷平八郎と広瀬武夫の合成でしょうか。
ただ、「武夫」の文字は異なるので、広瀬武夫とは関係なく、単にたけだけしく雄雄しいの意で「武雄」としたのかもしれません。
その前の陸軍大将は「黒木桃太郎」です。「黒木」は、日露戦争の第1軍司令官黒木為楨から取ったものでしょう。
「桃太郎」はおとぎ話の桃太郎でしょうか。
このような箱に入っていました。
「新案遊戯 日本地理合せ」とあります。
サイズはぴったりですが、標題と中身とが異なりますので、別の空き箱を利用したものと思います。
「日本地理合せ」がどのようなものだったのか、気になります。
« お盆のご住職単独法要 | トップページ | 昭和35年の大和文華館名品図録&万葉集桂本断簡 »
「ゲーム」カテゴリの記事
- チコちゃんに叱られるトランプ(2023.10.08)
- こんにゃくとぐんまちゃん&ぐんまのやぼう(2023.09.04)
- 川上澄生とらむぷ絵(2023.06.27)
- 明治19年の『西洋遊戯 かるた使用法』(2023.05.09)
- 体重変化(R3.8~R5.2)&PV推移(2023.03.01)
「文字・言語」カテゴリの記事
- 日本のハロウィンはいつ頃から?(2023.10.20)
- お寺のねこ&英語のお経(2023.09.28)
- けろけろけろっぴの回文かるた(2023.09.26)
- 「英語かるた」(2023.09.19)
- 根来麻子氏『上代日本語の表記とことば』(2023.09.11)
「史料・資料」カテゴリの記事
- 「黒百合城の兄弟」の主題歌(2023.10.26)
- 東横・目蒲電車沿線案内(2023.10.24)
- 日本のハロウィンはいつ頃から?(2023.10.20)
- 楠公像の絵はがき6点(2023.09.25)
- 大正10年の彦根市街図(2023.08.21)
「レトロ」カテゴリの記事
- 大正時代の絵はがき「東京名勝」(2023.08.18)
- 世界時刻ボールペン(2023.02.16)
- 昭和45年のNHK紅白歌合戦の台本(2023.01.24)
- 昭和37年の「みんなのうた」(2023.01.11)
- 奈良鹿初雪&バラモン凧&昭和の暮らし(2022.12.23)
コメント