『ならら』2022年7月号は「まぼろしの鉄道」
先日、『ならら』の最新号が届きました。
特集は「まぼろしの鉄道」です。
「汽笛一声新橋を」の明治5年(1872)から今年がちょうど鉄道開通150年目に当たるということにちなむ特集です。
しかし、明治新政府樹立からわずか5年目に新橋横浜間に鉄道が走ったって、何ともすごいことと思います。
明治新政府はそれだけ日本の近代化に力を注いだのですね。
特集の具体的な内容は、この2つです。
奈良県内でも、鉄道敷設に関しては様々な経緯があり、計画のみで終わってしまったもの、開通はしたけれども廃線になってしまったものなど、いろいろあったのですね。
その他の目次は以下の通りです。字が小さくて済みません。
中将姫関係が多いです。第2の特集と言っても良いような。
20ページの「あさがおが咲く丘に、女帝の陵が蘇る」は、この度整備された牽牛子塚古墳についてです。
発掘調査で、この古墳のすぐ近くから新たに石室が見つかった(塚御門古墳)のも大きな発見ですね。
これで、牽牛子塚古墳は斉明天皇・間人皇后合葬陵、塚御門古墳は太田皇女の墓であることが確実になったのではないでしょうか。
毎号そうなのですが、『ならら』の執筆者には、奈良女子大学、奈良大学、天理大学の先生方が多いです。
県内の大学教員をはじめとする方々が執筆に当たっているのは壮観です。
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