「おとぎかるた」
「おとぎかるた」を入手しました。
いつ頃のものか分かりません。
タイトルは左横書きですね。読み札は歴史的仮名遣いです。
紙質は良くありません。
戦後すぐ位ではないかと思います。
いろは47枚+「京」の48枚ですが、残念ながら「あ」の読み札がありません。
「あ」の絵札は以下の通りです。
浦島太郎ですね。
読み札は「あっというまにおぢいさん」あたりかと思います。
これまでに、当ブログではおとぎかるたの類を4種類ご紹介してきました。
今度ので5種類になります。
内容別に集計すると以下の通りです。
右から2つ目の「おとぎかるた1」というのが今回のです。
どのかるたでも桃太郎が不動の1位です。人気がありますね。
今回のかるたでも一寸法師と並んで1位ですし、箱の絵にも使われています。
本来は外国の話である「兎と亀」も全てのかるたに取り上げられています。
絵札が興味深かったものを2点ご紹介します。
上のは浦島太郎が地上世界に戻ってきたところですね。
「へんなところだ おどろいた」とありますが、こちらが驚きました。
車が走っている現代ですよね。浦島でこんな絵札は珍しいのではないでしょうか。(^_^)
下のは舌切雀です。
帽子をかぶっている雀や、洋服を着ている雀がいます。
これも新鮮です。
読み札で興味を惹かれたもの。粗探しをする気はないのですが、つい見つけてしまいました。
上の札は文福茶釜。
「ちゃまが」になっています。
下の札は浦島太郎。
「おむかへ」でしょうね。
同時代資料は楽しいです。
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