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2022年6月15日 (水)

大正7年の「少女物語すごろく」(2)

 昨日の「大正7年の「少女物語すごろく」(1)」は簡単な紹介で終わってしまいましたので、その続きです。
T07shojo01

 「ふり出し」から「あがり」までの全項目を時計回り順に示せば、以下の通りです。

  かぐや姫
  紅梅内侍
  孝女ふさ
  中将姫
  巡礼お鶴
  巴御前
  伊勢大輔
  山吹の里
  松山かゞみ
  安寿姫
  秋色女
  静御前
  小式部内侍
  孝女白菊
  三保の天女

 昨日載せた「かぐや姫」や「静御前」のようによく知っているものもありますが、名前は聞いたことがあるがよく知らない、名前さえ聞いたことがない、というものも少なくありません。
 大正7年(1918)といえば104年前。時代の違いということでしょうか。

 たとえば次のような項目です。
 孝女ふさ。
T07shojo06
 ふさは、江戸時代の18世紀半ば、播磨国加東郡上三草村で親に孝行を尽くした人として知られ、修身教科書にも取りあげられていたとのことです。
 国定教科書に載っていたのならば、戦前はよく知られていたのでしょうね。

 松山かゞみ。
T07shojo07
 「松山鏡」という名の話はいくつかあるようで、古典落語にもあります(恥ずかしながら、この噺は聴いたことがなかったように思います)が、双六の絵を見ると、謡曲の話のようです。
 内容は、鏡に映る自分を亡母の面影と思って慕う少女の功力により、母は生前の罪科が許されて成仏する、というものです。

 秋色女。
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 秋色女(寛文9年(1669)-享保10年(1725))は、宝井其角に師事した俳人。
 講談「秋色女」には、13歳の時に上野寛永寺にある桜に結わえた俳句が親王の目にとまり、謁見を許されたことから親孝行の物語がはじまる、というもの。

 孝女白菊。
T07shojo09
 白菊は、西南戦争の折に行方不明になった父を慕う女性。
 井上哲次郎が作った漢詩「孝女白菊詩」に感動した落合直文が新体詩形式の詩「孝女白菊の歌」を作ったことで広く知られるようになったそうです。

 上の4人は全く知りませんでした(孝女白菊は名前だけは知っていましたが、内容は全く知りませんでした)。
 これらの4人以外にも知らない人が多かったです。歳を重ねても知らないことがたくさん。
 いや、知らないのは若いせいかも。(^_^)

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コメント

いろいろな女性の物語があるのですね。
私も,初めて聞いたものばかりです。
昔の人が知っていても,今の人が知らないことって,結構たくさんあるようですね。
私のような高齢者が知っていても,今の若者には分からないことがたくさんあるのと
同じかもしれません。
なるほど,おもしろい。
源さんのページは,まさに博物館!!!

萩さん

 コメントをありがとうございます。

 萩さんもそうでしたか。
 本当にあきれるほど知らないものばかりでした。

 100年って、意外と大昔かもしれませんね。
 ま、今から100年前でも、私が生まれた年からは30数年前なのではありますけど。

 昔から古いもの好きでしたけど、ますます古いものに興味が湧きました。(^_^)

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