飯泉健司氏『古事記全講義』(武蔵野書院)
飯泉健司氏の『古事記全講義-意図と文学』(武蔵野書院)が刊行されました。
6月28日刊という最新刊。
本文367ページ+索引36ページという大著です。
内容は帯に簡潔に書かれている通りで、なかなかユニークですてきな著書です。
主な読者対象は学生や院生、および一般読書人でしょうか。でも、内容は高度で、最新の研究成果が反映されていて、専門の研究者にも大変に有用な著書と思います。
全ての章段が一律4ページにまとめられていることで大変に読みやすくなっています。
冗漫になることを避けるという趣旨も十分に反映されていると思いました。
大部分の章段で、ページの最終行まで埋まっていて、削りに削ったご苦心の跡が伺えます。さぞかしと感じました。
中には上下に分けてでももう少し詳しく書いて欲しかった章段もありますが、そうするとこの上さらにページ数が増えてしまいますし、キリが無いことになりますから仕方ないですね。
目次は以下の通りです。
じっくり拝読することにします。
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