『ならら』2022年5月号は「名勝奈良公園と月瀬梅渓」
『ならら』の最新号が先日届きました。
特集は「名勝 奈良公園と月瀬梅渓」です。
奈良公園は分かるとして、梅は季節外れではと思ったのですが、中を読むと、ポイントは「梅渓」ではなく「名勝」なのでした。
100年前に名勝が11件指定されたときに、これらの第1号名勝の中に、兼六園(金沢市)・後楽園(岡山市)などとともに、奈良県からは奈良公園と月ヶ瀬梅渓の2件が選ばれたということです。
それで、第1号名勝指定100年を記念してこの特集になったのでした。
目次です。


興味深い内容がいくつかありました。
その中で特に興味深かったのは、28ページの「最先端気候史データと日本古代史」です。
末尾にこのような記述がありました。
どうなのでしょうね。
科学的な研究成果と安閑紀の記事とが重なるとすると、このあたりの時代の日本書紀の年代の信憑性が増すことになるのではないかと思います。
あとは、34ページの斉明紀の「狂心渠」ですね。そのルートと遺構についての内容でした。
今日は、クレジットカードも現金も持たずにスーパーに行ってしまい、途中でそれに気づいて、買物途中のカゴをお客様カウンターに預けて、家に取りに行きました。こういうの2回目か3回目です。粗忽です。
そんなことがあったので、金魚の夕飯を忘れてしまいました。
金魚、ゴメン。
向こうはどう思っているでしょうね?
「今日、夕飯食べたかね?」
「食べてないような気も」
「イヤですねぇ、おじいさん。食べたじゃありませんか」
なんて会話を交わしたかも。
【追記】
三友亭主人さんからのコメントにお答えする形で、画像を1枚追加します。
「狂心渠」に関する論考に掲載された地図のうちの1枚です。
3案あるうちの第3案とお考えです。
古道の側溝を拡幅して運河としたもので、この運河は藤原京建設や、その後にも利用されたのであろうということです。
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たしかに「狂心渠」については興味を持ってしまいますね。
あの時代、どのようにして運河を引いたのか…天理からだと、仮に直線で結んだとすると、直線では幾つかの高い場所を越えなければなりませんから、これは無理だとして、一旦盆地のそこの方に下り初瀬川か、飛鳥川あたりを遡って…なんてルートを考えてしまいますが、どうなんでしょうねえ?
投稿: 三友亭主人 | 2022年5月10日 (火) 20時54分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
コメントを受けて、画像を1枚追加しました。
古道の側溝を拡幅して運河としたのではないかとお考えのようです。
投稿: 玉村の源さん | 2022年5月11日 (水) 00時29分