「楂古聿(サコイチ)」効果
当ブログの1日あたりのアクセス数は200に届くか届かないかくらいです。
何千・何万もあるようなサイトには足もとにも及びませんが、多くの皆さんにアクセスして頂いていることをありがたく思っています。
ところが、昨日、アクセス数が跳ね上がりました。こんなです。
その理由については「あ!」と思い当たることがあります。「サコイチ」です。
昨日はバレンタインデーでした。
毎日楽しんでいるスマホゲーム「ねこあつめ」には、毎日その日にちなんだ「今日のあいことば」があります。
この「ねこあつめ」の昨日のあいことばは「サコイチ」でした。
「はて? サコイチってなんだろ?」と思った人がググった結果、当ブログの昨日の記事を見つけて、来てくださったのでしょう。
恐るべき「サコイチ」効果です。
去年の記事のURLは(http://mahoroba3.cocolog-nifty.com/blog/2020/02/post-0197d0.html)です。
かいつまんでその内容を書けば、以下の通りです。
ドイツ語でチョコレートを意味する「Schokolate」を独和辞典などで「楂古聿」と漢字表記し、それを「サコイチ」と誤読して定着した、と推定できます。
例としては、『袖珍獨和新辭林』があります。
この『袖珍獨和新辭林』は、幸いに国会図書館のデジタルコレクションで閲覧可能です。その533コマ目にあります。
該当箇所を切り貼りして良いものやら分かりませんが、貼ってしまいます。
この辞書では「楂古聿(チヨコレート)」とありますので、これでは「サコイチ」と誤読するはずもありません。
読みを示していない別の辞書などを見て誤読したものと思います。
この語は日国にも載っていない語です。次回の改訂では載せて貰いたいものです。
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