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2021年12月25日 (土)

曽我兄弟や楠公さんの絵本

 戦前の講談社の絵本を4点入手しました。刊行は昭和12年頃です。

 源為朝。
Ehon_tametomo

 曽我兄弟。
Ehon_soga

 新田義貞。
Ehon_yosisada

 楠木正成。
Ehon_nanko01

 いずれも心ときめく表紙です。♪
 子供の頃に読んだ、小学校高学年用の『為朝ものがたり』『曽我物語』を思い出しました。

 中はこのようです。
Ehon_nanko02

 文字の部分。
Ehon_nanko03
 漢字カタカナ交じりです。
 読みにくい。(^_^;

 漢字カタカナ交じりは、普段読み慣れていないので読みにくいということもあるでしょうが、それだけではないように思います。
 漢字は直線(特に活字の場合)、平仮名は曲線なので、漢字と平仮名の識別は容易ですが、片仮名は直線なので、漢字カタカナ交じりはどちらも直線のため区別が付きにくく、それで読みにくいということが大きいでしょう。

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コメント

多分刊行の時期の問題なんでしょうが、「源為朝」と「曽我兄弟」には「子供が良くなる」とあって、
「新田義貞」と「楠木正成」にはそれがないのが気になってしまいます。

三友亭主人さん

 コメントをありがとうございます。

 鋭いご指摘です。

 4冊のうち、新田義貞以外は、書名(人物名)が大きな文字で書かれていますが、新田義貞だけは「講談社の絵本」というシリーズ名が大きな字で書かれています。
 これは時期によるデザインの変更と思われ、新田義貞だけは昭和15年の刊行、他の3冊は昭和12年の刊行です。

 ところが、同じ昭和12年の刊行ながら、「子供が良くなる」とある為朝は12月、曽我兄弟は1月の刊行、「子供が良くなる」のない楠木正成は4月の刊行です。
 どうしてでしょうね。時期的には、昭和12年の途中で消えた「子供が良くなる」が、その年のうちに復活した形です。

 この謎の解明には、他の本の表紙がどうなっているのか、見てみないと分かりませんね。

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