「パチもん?」初代ぐんまちゃん
ネットオークションに初代ぐんまちゃんのぬいぐるみが出ていました。
人参を手にしたかわいい姿です。
でも、何となくヘン。
品名も「ぐんまちゃん?」と書かれていました。出品者も怪しいと思っているようです。(^_^)
興味を持って、入札したら、私の他には誰も入札せず、無事に落札できました。
これです。
手にした人参がポイント高いです。
本物の初代ぐんまちゃんと比べてみました。
体の色とヒヅメの色が違いますね。あとは、前髪の有無、口のあたりの広がり、耳の付き方、などが違いますね。
横から。
しっぽが違いますね。
上から。
前髪と耳が違いますね。
ということで、やはり初代ぐんまちゃんの偽物ということになりましょう。
偽物ではなくて、「一見、ぐんまちゃんに似ているけれども、ぐんまちゃんとは全く関係のない馬のぬいぐるみ」と主張することもできそうですけど、それにしては似ていすぎるでしょう。明らかに、ぐんまちゃんに寄せているような。
標題に使った「パチもん」という語ですが、この語は生まれてから長年聞いたこともありませんでした。
初めて聞いたのは、たぶん「開運!なんでも鑑定団」で、以前の司会者の島田紳助氏が口にした時です。
日国にも載っていませんので、方言か、あるいは俗語と思われます。
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「パチもん」は関西ではよく使いますね。
私は例によって宮城のものですので使いませんが、学生の頃から使われていました。
盗むという意味の「パチル」という…関東の方では「パクル」というのでしょうか…言葉が関西にはありまして、「パチリもの」が音便化して「パチもん」になったとか。
ただそれでは「盗品」という意味になってしまいますから、そこから派生して元商品のアイデアを盗んだもの程の意味になるのでしょうか。
それと「嘘っぱち」の「ぱち」からきているという説明もあって・・・どちらかというと私は後者の方に惹かれています。
投稿: 三友亭主人 | 2021年12月23日 (木) 20時17分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
関西ではよく使われているのですね。
三友亭主人さんが学生の頃から使われているとすると、そんなに最近になって使われ出した言葉ではないのですね。
語源説は、そうですね、私も後者の方が納得できます。「嘘っぱちもん」の前部省略ということですよね。
投稿: 玉村の源さん | 2021年12月23日 (木) 20時42分