江戸時代の天才たち「歴史探偵」
ちょっと日が経ってしまいましたが、先日のNHK「歴史探偵」は、江戸時代の天才たちを取り上げていました。
番組解説は以下の通りです。
>世界レベルの天才が次々に生まれた江戸時代。
>彼らが残した驚きの発明を徹底調査!
>才能誕生の裏には全国的な数学ブームが!?
>現代にも通用する「学びのシステム」に迫る。
具体的に取り上げられていたのは、
鉄砲鍛冶の技術を生かして最先端の望遠鏡を独力で作った国友一貫斎、
世界レベルの数学理論を構築した和算家の関孝和、
からくり人形から、万年時計など、様々な発明をし、東芝の前身を作った田中久重(からくり儀右衛門)、
の3人でした。
こういった世界レベルの才能が生まれた裏には、全国的に巻き起こった空前の数学ブームがあったということです。
「身分を問わず誰もが数学を楽しんでいた実態が浮かび上がった」とのことでした。
「誰もが」という程ではないでしょうが、多くの人が数学を楽しんでいたのでしょうね。
江戸時代の日本は、世界有数の識字率を誇っていたといいますが、どうもそれだけではなかったようです。
番組の最後のまとめに共感しました。
長い間鎖国を続けていた日本が、戊辰戦争という内戦を経ながら、短期間で近代国家を作り上げたことは驚異的なことと思っていましたが、その1つの背景を知った気がしました。
地租改正を行うには、全国的な測量が必要だったのに、それが極めて短期間のうちに済んだのは、日本中に数学のできる人材がいたから、という例を挙げていたことに納得しました。
からくり儀右衛門については、これまた「アイウエオ」と同様、NHKの土曜日18時台の子供向け連続ドラマとして放送していました。面白かったです。
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