「いすくはし くぢらさやる」&金魚4態
今日はZoomで古事記学会の例会がありました。
発表は1本で、記紀歌謡の「宇陀の高城に~」です。
この歌謡、問題点は明瞭で、「くぢら」というのが鯨なのか鷹なのかということと、歌謡の前半と後半との関係ですね。
今日の発表もそこがポイントでした。
発表のあと、質疑応答が行われました。
発表が60分、質疑応答が30分という、ゆとりのある時間設定で、質疑応答も活溌でした。
質疑応答は、段々にみんなで考えるようなイメージになってきて、充実した会でした。
明確な結論は出ませんでしたが、とても勉強になりました。
発表と質疑応答を聴いた結果、個人的には、「くぢら」は鯨。その肉を「こなみ」と「うはなり」とに不公平に分ける、ということで良いのかなぁと考えました。
そう考えたというより、そういう方向性が浮かび上がってきたように思いますが、参加された方々がどうお考えか分かりません。
意見には個人差があります。
それはそれとして、発表内容には、もっと深い考察がありました。
今日の質疑応答を生かして、さらに進化した論文を発表されるのが楽しみです。
私は、終始、カメラとマイクとは切ったままで静かに聴いていました。
でも、画面越しとはいえ、質問された方々のお顔は久し振りに拝見することができて幸いでした。
金魚の水槽をバックに陣取っていましたが、カメラを切ったままだったので、出番はありませんでした。
水がやけに澄んでいたので、例会が終わった後、写真を撮ろうとしたら、近づいてきた金魚がいました。
まずは、根元から芽が出てきたアナカリス。
カメラ目線で寄ってきた金魚。
歌を歌っている金魚。
ボケをかましている金魚。
首を傾げて、上から目線の金魚。
どれもうまくピントが合っています。
実は、これだけ撮るのに、全部で70コマくらい撮りました。(^_^;
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