あゆからさんまに
春になると、和菓子屋さんに「若鮎」というお菓子が並びます。
求肥をカステラ生地で包んだものです。
このお菓子、季節限定ということもあり、子供の頃から好きでした。
昨日、この「若鮎」のようなお菓子がいつものスーパーにありました。
季節外れなので、「はて?」と思ってよく見ると、「若鮎」ではなくて「さんまもち」とあります。
どんなのか、買ってしまいました。
本体です。
う~ん。えらぶたの下あたりに「秋刀魚」と書いてはありますけど。
顔も違いますが、体形は同じですね。
中身は小豆餡を包んだ求肥でした。
看板だけ付け替えたような。(^_^;
どうなんでしょ。
秋刀魚の苦いはらわたのイメージで、求肥にニッキの味を付けるとか。
体形をもっと細長くするとか。
何か「若鮎」と差別化を図っても良かったと思います。
とはいえ、こんな風にしれっと看板だけ付け替えて、「さんまです」と言い張るのも嫌いではありません。(^_^)
こんな注意書きがありました。
これはユーモアでしょうか。あるいはクレームを避けるための用心?
今どきは、「さんま入ってないじゃないか!」などというクレームも付きかねません。
あ、中身の求肥に秋刀魚の粉を練り込むのも良いかと思います。
しかし、クレームよけにこういう注意書きが必要となると、きつねうどんやかっぱ巻きにも、「きつねは入っておりません」「かっぱは入っておりません」という注意書きが必要になるんでしょうかね。
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なんてたってここ数年の秋刀魚は貴重品ですからね。
鮎よりも高級だと思わせないのでは?
投稿: 三友亭主人 | 2021年9月 9日 (木) 17時33分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
あ、なるほど。秋刀魚は高くなっていますね。
原因は海流の流れが変わったせいだったでしょうか。
だとすると、それも地球温暖化に由来するのでしょうかね。
困ったことです。
投稿: 玉村の源さん | 2021年9月 9日 (木) 17時46分