『ならら』最新号は盆踊り特集
毎月定期購読している『ならら』最新号が届きました。
特集は、「災厄を祓う「風流」」です。
分かりにくいタイトルですが、「お盆発祥の地・奈良」に、今なお受け継がれる「風流(ふりゅう)踊」という意味で、「風流踊」は2022年にユネスコの無形文化遺産への登録を目指しているそうで、そういう点でタイムリーな話題です。
また、災厄を祓うという意味では、新型コロナ禍の少しでも早い収束を願います。
この特集は18ページにわたります。
「お盆発祥の地・奈良」という表現に、最初は「はて?」と思いましたが、お盆が仏教行事であることを考えれば、大和国が発祥の地というのは、確かにそうだと思います。
史料的には、推古天皇14年4月8日条に、「是年より初めて寺毎に、四月の八日・七月の十五日に設斎(をがみ)す。」とある、4月8日が灌仏会、7月15日が盂蘭盆会の初めとされるようです。
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