真福寺本古事記の複製を買った
真福寺本古事記の複製を買ってしまいました。
これまで真福寺本古事記はおうふうの影印本を使っていました。
安価だし、鮮明だし、何の問題もありません。ありがたい出版でした。
ところが、戦前の複製がネットオークションに1000円スタートで出品されました。
1000円となると話は別です。早速入札しました。
あまり値が上がるようなら撤退するつもりでしたが、結局10,508円で落札しました。
ネットの日本の古本屋を見ると、この値段ならばまあまあかと思いました。
1000円で落とせたら良かったんですけどね。
箱。
壊れていますので、木工用ボンドで修繕せねば。
全三帖+山田孝雄による解説。
箱に貼られた奥付。
なんと、昭和20年6月発行です。
もののない時代によくぞ刊行できたものと思います。
紙も決して悪くはありません。
冒頭部分。
無駄にならないように、ちゃんと活用することにしましょう。
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おうふうの影印本私も学生時代に購入したものを今も持っています。
「活用しています」と言えないのがちょいと残念なんですが(笑)。
確か神田の古本屋街のどこかで購入した記憶があるのですが…そうそう、同時に購入したのが勉誠社文庫の「古京遺文」。どちらも、「えっこんな値段でいいの?」っていう価格でした。
しばらくの間私の良いおもちゃになりました。
投稿: 三友亭主人 | 2021年7月22日 (木) 08時08分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
返信が少し遅くなりまして失礼しました。
おうふう版、貼り紙もちゃんと貼ってあって、手間が掛かっていますよね。
それでいて、そんなに高くありませんでしたから、ありがたかったです。
勉誠社文庫にも貴重な本があれこれ入っていましたので、お世話になりました。
私も、古京遺文は買いました。
おうふうの廃業は何とも痛いですね。
投稿: 玉村の源さん | 2021年7月22日 (木) 17時03分