稲岡耕二氏ご逝去
ネットで稲岡先生のご逝去を知りましたので、本日2つ目の書き込みです。
東大名誉教授の稲岡耕二先生が、5月30日午前8時32分、慢性腎不全のため東京都武蔵野市の自宅でご逝去、92歳とのことです。
謹んでご冥福をお祈り申し上げます。
稲岡先生には、元勤務先で、平成22年(2010)の「日本のことばと文化」でご講演を頂きました。
演題は「文字の歌の始まりと万葉集」でした。
今から11年前になりますので、81歳でしょうか。
お元気なご様子でした。
もう1枚。
ホワイトボードにお書きになったのは、旅人の「世の中は 虚しきものと 知るときし いよよますます 悲しかりけり」の歌ですね。
訃報に相応しい歌になってしまいました。
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稲岡先生のお話は一度だけお話をお聞きした覚えがあるのですが…
とはいえ、そのような機会があるとすればと思って調べたらやっぱりありました。
帝塚山学院での萬葉学会の折に講演されていたんですね。
当時私はたぶん大学の一年生、身の程知らずにも先輩方に連れられて参加し、わけもわからぬままお話を聞いて覚えがあります。確か人麿に関してのお話だったかと思っていたらやはりそうでした。「石見相聞と人麻呂伝」というお話ですた。
しかしながらその時の顔ぶれもまたすごいですね。
稲岡先生のほかに木下正俊先生、森浩一先生。発表者には蜂矢先生やら毛利先生、犬飼先生に身崎先生…
それがまたことごとくお話の内容を覚えていないんですよね。ただ、毛利先生の「サネカツテ」についてのお話は、」そのあと論文を読んだのからか、何んとなき記憶が…
投稿: 三友亭主人 | 2021年6月 2日 (水) 22時19分
三友亭主人さん
コメントをありがとうございます。
恥ずかしながら、私が稲岡先生のお話をお伺いしたのは、この時のみでした。
学会に頻繁に行きだしたのは最近20年少しほどでしたので。
三友亭主人さんが行かれた帝塚山学院の大会のメンバーは豪華絢爛ですね。
投稿: 玉村の源さん | 2021年6月 2日 (水) 23時04分