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2021年6月21日 (月)

明治4年の『ちゑのいとぐち』(1)

 このような本を入手しました。書名は『ちゑのいとぐち』です。
M04chieito01

 最初のページ。
M04chieito02
 表紙見返しにある様に、明治4年に刊行されたもので、著者は古川正雄です。
 表紙にも「FURKAWA」の文字があります。
 左ページにありますように、同じ著者による『チヱノワ』の姉妹編に当たります。

 『チヱノワ』も、かつて1冊だけ入手済みで、当ブログでも2014年にご紹介していました
 その見返しです。
Chienowa02
 その折に、古川正雄は福沢諭吉の弟子である旨、コメントで源さんの後輩さんからご教示頂きました。

 今回の『ちゑのいとぐち』のはしがきに「をさなき まなこ に ほんよむ くせ を つけ たまへ かし」とあるのは良いですね。

 次のページ。
M04chieito03
 いろはが列挙されています。
 このあとに濁音、半濁音、そしてカタカナが続きます。

 続いて、次のようなページです。
M04chieito04
 「ひと よみきり」「ふた よみきり」というのは、第一節、第二節といった意味です。
 「い」で始まる2音節語、「ろ」で始まる2音節語、という順で、「す」で始まる2音節語に至ります。

 それに続くページ。
M04chieito05
 ここには、単語が類別に挿絵付きで並んでいます。

 このようなページもあります。
M04chieito06
 「きせる」や「たばこいれ」は幼い子には縁のないものでしょうが、当時は、少なからぬ家にあったかもしれませんね。それで載っているのかもしれません。
 語形としては、「てのごひ」「あんどう」が興味深いです。

 これらの挿絵付きのページの後はこういうページです。
M04chieito07
 一人称代名詞、二人称代名詞、こそあどが並んでいます。

 その次。
M04chieito08
 「わたくしの ほん」「あなた の ごほん」「おまへ の ほん」「あのひと の ふで」……などなど、常体・敬体が並びます。

 この本、まだ興味深い内容がありますので、明日かどうかは分かりませんが、続きます。

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