『ならら』最新号は川路聖謨&渋沢栄一
昨日、『ならら』の7月号が届きました。
特集は、川路聖謨&渋沢栄一です。
渋沢栄一は、今年のNHK大河の主人公ですし、川路聖謨も同番組に平田満の配役で登場しています。
タイムリーな特集です。
川路聖謨については、幕末の外交官といった印象でしたが、外交官役を果たす前に、奈良町奉行を5年間勤めていたのでした。
民政に力を尽くし、博奕の取り締まり、年少犯罪者の更生保護、貧民救済などに顕著な実績を上げ、奈良奉行を退任するときには、見送り人は数知れずという程だったそうです。人々から慕われた名奉行だったようです。
また、桜やカエデの植樹も行い、佐保川の上流には川路の名が付いた桜が残っているそうです。
さらに、神武天皇陵の比定について、本居宣長が『古事記伝』で述べた説を否定する論考を行うなど、学問的な功績もあったそうです。
一方、渋沢栄一は、明治以降、聖徳太子の顕彰や平城宮跡保存運動を支援したとのことです。
歳を重ねても、知らないことばかり。
あれこれ勉強になります。
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