正倉院文書のきょうだいの名
先週の金曜日に「「おほいらつめ」って、長女か!」という記事を書きました。
それに関連して、きょうだいの名前に興味を持ちました。
それで、正倉院文書の中から、大宝2年の御野国戸籍の初めの方だけ見てみました。
本当にちょっとだけです。
戸籍は続柄が分かるところが便利です。
こんな感じです。
(兄)大麻呂14歳 (弟)小麻呂8歳
(兄)真石2歳 (弟)小石1歳
(兄)加比14歳 (弟)乎可比3歳
(姉)奈弥売11歳 (妹)乎奈弥売8歳
(兄)真角22歳 (弟)小角15歳
(姉)細売33歳 (妹)小細目27歳
(姉)久弥売30歳 (妹)小久弥売27歳
(姉)都弥売17歳 (妹)小積売16歳
(姉)稲売13歳 (妹)小稲売8歳
兄が「おほ」で、弟が「を」(あるいは「こ」)
兄が「ま」で、弟が「を」(あるいは「こ」)
兄または姉には何も付かず、弟または妹が「を」(あるいは「こ」)
という結果になりました。
もっと沢山見て行けば、別のパターンも出てくるかもしれません。
ぐんまちゃんは、親子もきょうだいも同じ顔で、名前も全部ぐんまちゃん。
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