パソコン通信を始めた頃
先日、渋川の家の片づけで見つけました。
パソコン通信のマニュアルです。
昭和63年にワープロ専用機を買ったときに、付いてきました。
それまで「パソコン通信」という語は知りませんでした。
このワープロ専用機も、パソコン通信ができるからという理由で選んだわけではありません。
冒頭に、パソコン通信で何ができるのかが箇条書きで示されています。
このページには、「電子掲示板」と「電子メール」が挙がっています。
そのあとは、「データベース」「チャット」「証券会社のパソコン通信サービス」「航空券や海外ホテルの予約」「電子ショッピング」「電子会議」と続きます。今のインターネットのような感じです。
その次には、パソコン通信のための準備について書かれています。
ここに用意する物が挙げられています。
ワープロとパソコン通信ソフトはあります。あとは、モデムというものを買わなくてはなりません。
また、電話線が壁から出ているような家では、壁の電話線をモジュラーコンセントに変える工事をしてもらわなければなりません。
全く未知の世界でしたので、ハードルが高かったと思いますが、まずは秋葉原に行ってモデムを買いました。
秋葉原に行くのはそれが初めてでした。
ついで、電話工事を申し込んで、モジュラーコンセントを設置してもらいました。
保守的でめんどくさがりの私にしては、ずいぶん熱心に動いたものです。
パソコン通信でこれをしたい、という明確な理由があったわけでもないのに。
たぶん、このワープロ専用機でパソコン通信というものができるそうなので、その機能を使わなくては勿体ない、と思ったのではないでしょうか。
スーパーで2000円買えば100ポイント付く券があるのに、それを使わないのは耐え難い、というのと同じかもしれません。
次のページには接続法が説明されています。
確かにこのように繋ぎました。
最後にもう1つ。
パソコン通信サービスに入会の申込が必要です。
複数の会社がある中で、私はニフティーサーブを選びました。
この時にニフティーからもらったメールアドレスを今も使っています。
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昭和63年というと,1988年でしょうか。まさに,昭和の最後。
私が,パソコン通信に手を出したのが,1996年ですから,
源さんは,大先輩ですね。この時点で,ニフティを選ぶのって,先見の明がありましたね。
以下,当時の記録です。
アイ・オー・データの高速シリアルインターフェースRSA-98IISBを購入。この製品は,
スカジーボードSC-98IIに挿入して使用できるもので,Cバスが3つしかない9821Xsでは,貴重な製品である。
マイクロコムのモデムV.34ESIIを購入。1万8千円。転送速度28.8Kb
パソコン通信ニフティーサーブに加入。
投稿: 萩さん | 2021年2月26日 (金) 08時16分
萩さん
コメントをありがとうございます。
最初に挙がっているインターフェースボードというのは、RS-232Cの高速版ということになるのでしょうか?
モデムの速度28.8kbは、28800bpsになりますね。私が最初に買ったモデムは1200bpsか、2400bpsでしたので、その20倍か10倍ですね。当時は、あれこれ進化が早かったですよね。
数ある業者の中でなぜニフティを選んだのかはよく分かりません。(^_^;
投稿: 玉村の源さん | 2021年2月26日 (金) 09時35分
こういうむかしの話は,うれしいですね。
パソコン通信なんていう言葉は,今の若者には通じないでしょうから。
うれしくなって,ホームページにパソコン戦記を復活してみました。
http://www.asahi-net.or.jp/~vn6i-hgwr/hagisan/pasocom4.htm
投稿: 萩さん | 2021年2月26日 (金) 10時00分