壬申の乱ゲーム
昭和50年代だったでしょうか、戦争のボードゲームが店頭に並んだ時期がありました。
私は日本の合戦にしか興味がなく、関ヶ原や大坂夏の陣を買いました。
関ヶ原は友達と遊び、夏の陣は一人で楽しみました。←1人でって……。(^_^;
渋川の家の片づけで、こういうものが出てきました。
奥付に依れば1984年4月発行です。昭和59年ですね。
戦国時代は好きですが、想定外の壬申の乱は「おお!」でした。目が輝いたと思います。(^_^)
ゲーム用の地図。
倭付近のアップ。
左下に吉野宮があります。あとは、倭京、箸陵、墨坂なども。
菟田評家とあります。大宝以前なので、郡ではなくてちゃんと評になっています。
大海人皇子の本営付近。
こちらも不破評家になっています。
右上には大きく国名の「三野」の文字があります。これも「美濃」ではなく古い表記ですね。
他にも、「川内」「淡海」など古い表記がなされていて、大変結構です。(^_^)
「伊世」という表記もありますが、これは「伊勢」で良かったかと思います。
コマ。
人物のコマのアップ。
大海人皇子側が赤なのは、赤い旗を用いたという記述を踏まえているのでしょう。(^_^)
人名の下の3つの数字は、左から順に、指揮能力・作戦能力・戦闘能力とのことです。
大友皇子側に倭姫王がいます。指揮能力等は全て0ですが、倭姫王に率いられている部隊の士気は数値がプラスされます。
大友皇子側で★マークが付いているのは、裏切る可能性のある人物で、サイコロの目次第で大海人側になるとのことです。
この本には、壬申の乱の史実についての詳細な解説があります。
万葉歌も引用されています。
そういうマニアックな出来で、ゲームのルールもややこしく、せっかくの壬申の乱ゲームなのに、あまりやってみたいという気になれません。(^_^;
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