船明(ふなぎら)・千明(ちぎら)
昨日、ニュースを見ていたら、静岡県浜松市船明で気温40.9度を記録したと言っていました。
「ふなぎら」と読むのですね。この地名を見るのも初めてでしたし、「ふなぎら」と読むことも初めて知りました。
群馬県の北の方に多い名字に千明というのがあって、「ちぎら」と読みます。群馬で暮らすようになるまで、見たことのない名字でしたし、「ちぎら」と読むことも知りませんでした。
おもしろいですね。離れた場所なのに、どちらも「明」を「ぎら」と読んでいます。
なんでしょ?
「ぎ」は連濁とすると、「きら」ですかね。
「きらきらし」や「きらめく」の「きら」か、「あきらか」の「きら」か。
どちらかだとは思いますけど。さて。
今は「明」という漢字から「きら」「ぎら」という読みはすぐには出てきませんけど、かつては「明」をそのように読むことは広く行われていたのかもしれませんね。
なお、観智院本類聚名義抄では「明」(仏中87)の訓は、アキラカニ アキラカナリ アカス アラハス アス アク ヒカル ミル ミツ ナル タスク アケヌ で、キラは載っていません。
画像が無いと寂しいので、1枚貼っておきます。「キラ」のイメージです。
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