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2020年7月28日 (火)

大相撲出世双六

 またまたネットオークションの収穫物です。
Sumosugoroku01
 いつのものか分かりません。
 描かれている服装や髪型は江戸時代風ですが、この双六が作られたのは戦後、それも戦後すぐではなく、昭和40年代・50年代くらいではないかと思います。根拠はありません。勘です。(^_^;

 右下がふりだしで、中央に「あがり」があります。
Sumosugoroku02
 「あがり」は横綱土俵入です。お相撲さんにとっては、やはり綱を張ることが大きな目標なのでしょうね。

 ふりだしはこのような絵です。
Sumosugoroku03
 まだ暗い頃に、風呂敷包み1つを持って、1人で家を出たところですね。家出同然の旅立ちなのでしょうか。

 全部で29のマスがあります。以下の通りです。
  1.ふりだし
  2.のじゅく
  3.にほんばし
  4.ふれだいこ
  5.ばしょいり
  6.りょうごく
  7.にゅうもん
  8.そうじせんたく
  9.ちゃんこ
 10.にもつはこび
 11.かえろかな
 12.あさげいこ
 13.もうげいこ
 14.もちつき
 15.のみくらべ
 16.じょのくち
 17.じょにだん
 18.さんだんめ
 19.まくした
 20.十両
 21.前頭
 22.けんかさわぎ
 23.小結
 24.三役出世祝
 25.関脇
 26.ふろ
 27.大関
 28.本場所
 29.横綱土俵入

 故郷を出てからいろいろと苦労して、序の口になるのが16番目ですから、厳しい世界です。横綱になれたのならば何よりです。

 2つ目のマスは、旅の途中の野宿ですね。
Sumosugoroku04
 旅の道連れになった犬でしょうか。あるいは、野良犬に風呂敷包みの中のゴハンを狙われているところか。

 11番に「かえろかな」があります。そういう気持ちになることもありましょう。
Sumosugoroku05
 「こゝへくればふりだしへもどる」というのがシビアです。

 15番「のみくらべ」に止まると、飲み過ぎて1回休みになります。
Sumosugoroku06

 18番「さんだんめ」に止まると、ケガのために序の口に戻ることになります。そういうこともありましょう。
Sumosugoroku07

 22番「けんかさわぎ」では、幕下に戻ることになります。
Sumosugoroku08
 22番というのは前頭と小結の間です。そこから一気に幕下というのは、大きく番付を下げることになります。
 しかし、相手は抜刀していますね。物騒な事態です。幕下に戻るくらいで済めばむしろ幸いかもしれません。

 20番「十両」で止まると3つ進めます。
Sumosugoroku09
 3つ先は「小結」です。双六ですから、出た目の数だけ進んで、その結果、十両から小結に進むこともありましょうけど、でも、「十両」に止まると、そのまま「小結」にワープできるというのには、ちょっと引っかかります。(^_^)

 助詞の「へ」はずっと「へ」と書かれていたのに、ここだけ「え」になっています。
 ここだけ、マスの中の記載ではなく、マスの標題の一部としての注記ですので、そこが異なります。文字も標題と同じく相撲字で書かれています。こういう仮名遣いで、江戸時代風の趣を出したのでしょうかね。

 あれこれおもしろいです。

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