『季刊邪馬台国』2020年7月号
『季刊邪馬台国』の最新号を買いました。
この雑誌を買うのは本当に久し振りです。
この号のことは、ツイッターでWAKIYUKIさんが触れられていたことで知りました。
内容に興味を覚え、すぐにアマゾンに注文しました。
ツイッターは、ほんとに内容が様々で、誹謗中傷やそれに類するものも多いですけど、ほっこりするもの、感動的なものもあり、今回のような貴重な情報もあります。まだ発達途上のメディアということなのでしょうかね。
表紙に帯状に書いてある内容紹介は次の通りです。
家に届いて、すぐに開封してパラパラとめくってみたのですが、いくつかはそのまま読み耽ってしまいました。
森博達氏の「『日本書紀』区分論と記事の虚実」、犬飼隆氏の「日本書紀と「歌」」、荊木美行氏の「『日本書紀』とはなにか」、いずれも興味深く読みました。
森氏の論は、従来の氏の論を整理したような内容で、氏の論がコンパクトにまとめられています。
具体的な編纂者名については疑問もあるものの、全体として非常に説得力のある論と思います。
犬飼氏の論は、日本書紀における歌謡のはたらきを論じたものです。
歌謡を日本書紀に取り込んだ過程についても述べられ、とても興味深かったです。
荊木氏の論は、日本書紀の編纂の動機や編纂の経緯を論じたものです。
記紀の関係や、日本書紀の「系図一巻」や「別巻」についても触れています。
森氏の論の一部について、荊木氏が疑問を呈している点も興味深かったです。(^_^)
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>ツイッターでWAKIYUKIさんが触れられていたことで知りました
私もそうです。ツイッターがなければ知らぬうちに通り過ぎた可能性が高い文書たちではありますが、おかげさんで見過ごしことがなく済みました。
投稿: | 2020年7月 4日 (土) 22時18分
コメントをありがとうございます。
本当にそうですね。
以前だったら、新聞や雑誌の出版情報や広告に留意したりとか、本屋さんを頻繁に覗いたりとかして情報を集めていたものですが、近年はネットが有力な情報源になりましたね。
SNSもそうですよね。
SNSはぐんまちゃんの布教活動にも使えます。(^_^)
投稿: 玉村の源さん | 2020年7月 4日 (土) 22時25分