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2020年5月22日 (金)

『大和言葉』の解説書

 このような本を購入しました。この本の存在は、三友亭主人さんに教えて頂きました。
Yamatokotoba09
 内容は、ある『大和言葉』の写本の影印と、各項目の解説です。

 影印はこのようになっています。
Yamatokotoba10

 この本には、前書きも、あとがきも、出版元も、何も書かれていないとのことです。
 項目数は全部で156。
 私が入手した5種類の『大和詞』はいずれも語頭のいろは順でしたが、この本はそうではありません。
 ご覧のように、「あきつしま」「ひのもと」「もろこし」「あつま路」「こし路」という順です。
 このあたりは広域地名と括れそうですが、その先は、「かわ竹」「むはたま」「ぬはたま」「くすのうらかせ」と続いていますので、あまりきっちりとした排列意識は伺えません。

 この影印の後に、各項目の解説が続くのですが、このような感じです。
Yamatokotoba11
 各項目、見開き2ページにわたって、考察・解説があり、参考となるカラー写真もあって、見て楽しめます。

 この本の「三輪の山とは」の項目は次のようになっています。
Yamatokotoba12
 左ページの三輪山の写真は、三友亭主人さんの撮られたものです。
 三友亭主人さんの写真が掲載された経緯については、三友亭主人さんのブログにいきさつが書かれています。

 オリジナルの写真に比べて、ちょっと傾いてしまっていますし、色合いも変わってしまっています。
 三友亭主人さんとしては、その点は不本意だったのではと思いました。

 上の影印にちょうど見えていますが、11番が「いななきとは いなかをいふ」という記述で、意味がよく分かりません。
 著者の児玉氏もいくつか考えを示されながらも疑問としています。
 この項、私の入手した異本でも全く同じ本文で、疑問に思っていました。
 項目の排列は全く異なる本同士ですが、どこかで繋がっていそうです。
 興味深いです。

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コメント

玉川の源さま
三友亭の杉江様から、ブログの記事を転送いただきました。また、拙著をお読みいただき、誠にありがとうございます。数か所ですが、簡単な読み間違いが見つかりました。福島の読者の方から、丁寧なご指摘を頂いたものです。
易しいところのため、お恥ずかしい次第です。
また、古文書を習っておりますが、その先生が神田の古本屋で見つけたといって、1冊購入したものを頂いております。ようやく修理をして読み終えたところです。お手持ちの「いろは」順に書かれたもので、掲載している語数も多いものでした。修理代の方がずいぶんかかりましたが、まだ読めない箇所も多く、質問しようと思っているのですが、コロナのために休講です。再開が待ち遠しいところです。
私は三鷹ですが玉川とありますので、案外近いところにお住まいですね。これも何かの御縁と思い、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

児玉敏昭さん

 はじめまして。
 ご丁寧なコメントを頂きまして、ありがとうございます。

 ご許可を頂くこともなく、御著書の表紙ともども勝手に4枚も画像を掲載してしまいまして申し訳なく存じます。大変に失礼致しました。

 考察・解説が大変に詳細ですね。私の所持している『大和言葉』は、「○○とは ××を云ふ」という形式の○○の部分は古語、××の部分はそれに相当する江戸時代の言葉、という形が多いように思いますが、御著書で取り上げられた『大和言葉』では、○○は枕詞で、××は被枕であったりなど、複雑なものも目立ちますね。それだけに考察も難しいものが多いように思いました。

 勉強になります。

 私のハンドルネームは、「玉川~」ではなく、以前の職場のあった町であり、また勤め始めた頃に住んでいた町でもある「玉村~」(群馬県です)です。
 現在は都内在住ですが、墓が八王子にあり、また立川の国文学研究資料館に行くこともありますので、三鷹は年に何度か通ります。
 新選組ゆかりの土地ですね。

 こちらこそ、これをご縁に、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

>私のハンドルネームは、「玉川~」ではなく、

すみません。今確認しましたら、私の方の児玉さんへのメールでそう書いてありました。
なぜそうなっちゃったかわからないのですが、私のミスです。

それにしても、この前この「大和言葉」についての記事を書いた時に感じたのですが、この手の書物がよくもまあこれだけ幾種類も出版され続けたもんだなあ・・・当時の言語に関する興味関心のありようがうかがえて興味深かったです。

三友亭主人さん

 私のハンドルネームの件、そうでしたか。(^_^)

 多摩川(表記は「玉川」ではありませんが)も、わが家からはそう遠からぬ所にあります。

 江戸時代の人々、文化人ですよね。
 平和な時代だったからでしょうか。普通に百人一首を楽しんだり、俳句をたしなんだり、歌舞伎が発展したり。
 宣長の『古事記伝』も、研究者だけではなく、一般の人たちも買ったのでしょうかね。

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