『万葉集原論』(中西進)が文庫本に
中西先生の『万葉集原論』が文庫本になりました。講談社学術文庫です。
アマゾンに予約注文していたのが昨日届きました。
恥ずかしながら、私、まだ読んでいなかったのです。遅まきながら読むことにします。
どうも、あれこれ読んでいないものが多くて、まずいです。(^_^;
この本、最初は桜楓社から出たのですね。桜楓社……。
学術文庫に入るに当たっての、中西先生のまえがきがあります。
「令和二年令月」とあります。
思いのこもった「令月」と拝察致します。(^_^)
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桜楓社、何とも味わいのある雅な社名ですね。すみません、先日の「おうふう」が桜楓であることを知りませんでした。お恥ずかしい。
更には「令月」が2月の異名であることさえも今年になってから知ったほど。季節のことばにはアンテナを張っていたつもりでしたが、いやはや・・・
ところで、皇女の敬宮さまが4月から大学で日本文学の研究をなさるよし。
文学部不要論に少しでも変化が起きてくれるといいなと思っております。
私も少し学んでみたいテーマが出てきました。
「日本人の美意識の原点は何ぞ?」
漠然というか大きすぎて何から手をつけて良いものか皆目見当もつきません。
もっと絞り込まないと、自分でも何を求めているか、混乱を来すような気もします。
とりあえずはドナルド・キーン氏の「日本人の美意識」を20年ぶりに再読することから始めています。
昔は余裕で読めていた文字が見にくくなり、ハヅキルーペが手放せなくなりました。今年、4回目の年女を迎えます。
でも、学びに年齢は関係ないですよね。
投稿: やまゆり | 2020年3月13日 (金) 23時23分
やまゆりさん
コメントをありがとうございます。
桜楓社がなぜ「おうふう」と社名を変更したのか分かりませんが、ひらがなにしてしまうと意味不明になりますね。「欧風?」とか。
帰田賦では「令月」は2月の意で使っていますけど、万葉集の梅花宴序では1月の意ですね。中西先生の前書きの場合はどちらか分かりませんけど、令和を意識したものでしょうから、たぶん1月なのでしょう。
「令和」によって万葉集や日本の古典に関心を持った人が増えたことでしょうから、愛子さんの日本語日本文学科入学も多少影響があると良いですね。受け入れ側の学習院大学は何かと大変でしょうけど。今上天皇の妹の清子さんも同大学の日本語日本文学科(当時はまだ国文学科だったかもしれませんが)でしたね。日文、人気です。(^_^)
「日本人の美意識の原点」、良いですね。良いテーマと思います。
眼はなかなか。私もつい最近、眼鏡を新しくしました。度が進んでしまって。(^_^;
投稿: | 2020年3月14日 (土) 00時33分
中西先生の本はあんまりご縁がなかったほうで(^^;)
本当に不勉強なもので「『柿本人麻呂 日本詩人選」「万葉の世界」「万葉百景」と、ぱっと思い出せる程度です。あっそうそう、講談社文庫の「万葉集」もありました。もっとも、こちらはチラチラと眺める程度ですが。
大学の研究室の書書庫にはば~んと「万葉集の比較文学的研究」が置いてありましたが、ついしり込みをしてしまって・・・
「万葉集原論」、他に「万葉史の研究」は一度是非・・・とは思っていたのですが、なかなか・・・
お恥ずかしい限りです。
学術文庫は、本当にありがたいですね。
投稿: 三友亭主人 | 2020年3月14日 (土) 07時43分
三友亭主人さん
いえ、私こそ不勉強で、ただただ恥じ入るばかりです。
中西先生の『万葉集』と『万葉集事典』にはお世話になってきました。
文庫化は本当にありがたいですね。
投稿: 玉村の源さん | 2020年3月14日 (土) 14時13分