安中市で公開講座
今日は安中市で公開講座をしてきました。
安中市男女共同参画推進講座で、タイトルは「万葉集の歌にみる男女~それぞれの立場~」でした。
レジュメはこちら。
新元号「令和」が万葉集から採られたこともあり、最初に「令和」の話をしました。
そして、大伴旅人の妹である坂上郎女の果たした役割(大伴氏の家刀自、尼理願が亡くなった時に葬儀を取り仕切ったこと、大伴氏の竹田の庄などで農作業の監督に当たったことなど)について話し、当時の母の役割(子の名づけ、娘の監督、養蚕など)について話し、最後に当時の恋愛と結婚(女性の名前、通い婚など)について話しました。
お察しの通り、時間が足りませんでした。(^_^;
主催者側の挨拶や途中の休憩などを除き、講演の正味の時間は95分か100分くらいだったでしょうか。
心配性で、時間が余ってしまうことを怖れるあまり、歌を多めに選んでしまったということもありました。
反省しております。
群馬県立女子大学の学長(安中市男女共同参画推進委員会の副委員長をお務めです)や、県立女子大の昔の卒業生達3人が来てくれました。ありがたいことです。
幸いにして、新型コロナウイルス絡みで講演会中止ということもなく、たくさんの方々が来てくださいました。
安中市の担当の方々にも大変にお世話になりました。御礼申し上げます。
行きに高崎駅に着いた時、ふと目に付いた新幹線の混み具合です。
京都や奈良はすいているようですけど、3連休の最終日、上越新幹線・北陸新幹線の上りは満席ばかりですね。こちらは結構人が動いているようです。12時台から15時前くらいでこういう感じですので、夕方はもっと混むことでしょう。帰りは、当初の予定通り在来線で帰京しました。
講演会場で目にしたのぼり旗。
安中は、江戸時代に安中藩の藩士たちが体を鍛えるために遠距離走をしていました。わが国最初のマラソンと言われます。
それを踏まえて、毎年5月にマラソンを行っています。様々な扮装をした参加者も多くいることもあって、その時期になると、よくニュースで取り上げられています。
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今日は興味深いお話しと楽しい時間をありがとうございました。
久しぶりに先生のお声を聞くことができ、懐かしさと同時に「学びの楽しさ」を実感いたしました。
今はまだ「大学に戻って研究を」というほどの強い情熱はありませんが、今日のワクワクした気持ちは持ち続けたいと思っています。
また公開講座などの場でお会いできることを楽しみにしております。
投稿: 卒業生 | 2020年2月25日 (火) 00時28分
卒業生さん
コメントをありがとうございます。
昨日はわざわざ講演を聴きに来てくださってありがとうございます。
こういった機会に卒業生と会えるのは嬉しいことです。
また折がありましたら、是非。
「学びの楽しさ」と言ってくださってありがとうございます。
最近は実学重視や文学部不要論などが唱えられたりしていますけど、目先の役に立つか立たないかといった観点は浅薄なものと思います。もっと大事なことがあるのに、と思います。
ところで、どなたでしょう? (^_^;
卒業生が3人来てくれましたので……。
投稿: 玉村の源さん | 2020年2月25日 (火) 01時17分
そうですね。名前をなんとしようか考えていて、特定不能になってしまいました。失礼いたしました。最前列にいた者です。
文学部不要論、悲しいことですね。
教育が英語重視に傾きつつあると知った折にも感じたことですが、「外の文化も大事でしょうが、まずは己の足元を知るべき」と思ってしまいます。
それに何よりも、無用の用は人生を豊かにしてくれるものだと実感しております。
ありがとうございました。
投稿: 卒業生 | 2020年2月25日 (火) 06時45分
卒業生さん
コメントをありがとうございます。
どなたか分かりました。最前列で聴いてくださってありがとうございます。
そうですね。
役に立つ学問は勿論大切で、そのお蔭を存分に蒙って、豊かな暮らしができているわけですけれども、その一方で、じゃぁ、役に立たない学問は要らないのか、また、一見すぐには役に立たないように見えても、実はじんわりと長く深く役に立っているということもあるはずですしね。
投稿: 玉村の源さん | 2020年2月25日 (火) 13時52分