渋沢栄一と青い目の人形
今度の土曜日、群馬県立女子大学で第38回群馬学シンポジウムが開催されます。
渋沢栄一というのは、来年のNHK大河を意識したものでしょう。
タイミングがちょっと早いかも。
趣旨は次の通りです。字が小さくて済みません。
講師・司会は以下の通りです。これまた字が小さくて。
日米友好のためにアメリカから贈られた青い目の人形のことは承知していましたが、渋沢が関係していたことは知りませんでした。
ググってみたところ、人形が贈られたのは昭和2年で、アメリカ人宣教師のシドニー・ギューリック博士が提唱し、渋沢がそれに共感してこの事業の仲介を担ったとのことです。
贈られた人形は1万2700体以上に及ぶそうですが、太平洋戦争中にアメリカを敵視する風潮の下、敵性人形としてその多くが処分されたり、戦災で失われたりしたとのことです。竹槍訓練の標的にされたものもあったそうで、なんとも無残なことです。
それでも、処分を忍びなく思った人々が密かに匿ったこともあって、現在335体の存在が知られているそうです。
そのうちの1体が玉村小学校にあるとのことで、これまた初めて知りました。
シンポジウムの当日、会場に展示されます。来日以来93年。よくぞ大切に保存してくれていたものと思います。
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